撮影現場での初めての有給の一日は、ほとんどの場合エキストラの仕事だ。呼び名はいくつもある ― エキストラ、背景出演者、群衆、その場の空気 ― そしてこれは業界の中で最も敷居が低く、最も華やかさの薄い部分で、だからこそ役に立つ。
報酬は出るし、現場が実際にどう回っているかを長い一日かけて見ることになる。一回の稼働で、一学期分の授業より多くをこの機械仕掛けについて学べる。ただしこれはセリフのある役への近道ではない。その点は最初にはっきりさせておいたほうがいい。
一日の大半はこの部屋で過ぎていく。この仕事が実際にしていること
あなたは世界に人を住まわせる。通りには歩く人がいて、レストランには食事客がいて、オフィスには社員がいる。仕事は、説得力をもってごく普通であること、そして同じ場面を撮り直すたびにまったく同じ動きをすることだ。編集でつながるように。
その繰り返しこそが技術だ。一テイク目に左手に鞄を持って窓の前を通ったなら、九テイク目もまったく同じようにする。監督が覚えているのは即興をしたエキストラではない。やり直しの指示が要らなかった人のほうだ。
仕事はどう決まるのか
エキストラのキャスティングは、制作会社が直接行うより、専門の事務所やキャスティング会社が扱うことが多く、近年は公開募集も増えている。
- 登録は無料。 エキストラ事務所は、あなたに支払われた額からの手数料で成り立っている。登録に料金を取るところは、別の何かを売っている。
- 最新の写真が効く。 求められているのは作り込んだ姿ではなく、今のあなた本人だ。時代設定、年齢層、雰囲気を場面に合わせている。
- 採寸は衣装のために使われる。 到着前に使うので、数字が正確なら高くつく午前中を避けられる。
- 本当の通貨は、空いていること。 依頼は一日か二日前に来ることが多く、返事をする人はまた呼ばれる。
- 技能や持ち物があると格が上がる。 運転、時代に合う自家用車、乗馬、ダンス、正当に所有している制服、話せる言語。
当日
長い。集合時間は早く、一日は十時間から十二時間になるのが普通で、その大半は短い稼働の合間を待機場所で過ごす時間だ。
- 時間をつぶせるものを持っていく。 音が出ず、持ち運べるもの。それと充電器。
- 自前の衣類の候補を持参する。 募集要項で求められていた場合は、清潔なものを、指定された色で。
- 衣装と記録が 着替えさせるか、持参したものを確認し、後日つながるように写真を撮る。
- 現場では携帯をしまう。 そしてどこであれ撮影はしない。エキストラが仕事を失う理由として、これが何よりも多い。
- 食事は開いたらすぐ取る。 次の食事までの間隔が長いことがある。
現場では助監督の指示に従い、目線をカメラからも主演者からも外し、求められていない限り声を出して話さない。背景の会話はふつう声を出さずに口だけ動かす。録音を汚さないためだ。
報酬とその仕組み
金額は国によって、また作品が労働組合や労働協約のもとで動いているかどうかによって大きく変わるので、ここに書いた数字はすぐ古くなる。ただ仕組みのほうは共通していて、知っておく価値がある。
- 基本の日当。 取り決めた時間数をまかなう。
- それを超える超過分。 通常は割増で、決められた刻みで計算される。
- 個別の加算。 自前のスーツを着る、濡れる、夜間の稼働、髪を切る、別日の衣装合わせなど。
- 交通費と駐車代は 出ることもあれば、出ないことも多い。
- 事務所の手数料は 受け取った額から差し引かれる。前払いで取られるものではない。
日当が何をまかなうのか、支払いがいつ締められるのかを聞いておく。六十日先はよくあることで、先に聞いた人は誰も驚かない。
あなたの採寸は、到着する前に使われていた。セリフのある役につながるのか
正直に言えば、めったにない。しかも、多くの人が思い描く道筋ではない。監督に見つかってその日に格上げされることはあるが、それが語り草になるのはまさに珍しいからで、それを狙って動くのは、悪い意味で覚えられる最短の方法だ。
実際につながるのは、もっと地に足のついたものだ。現場の言葉とリズムが身につくので、セリフのある役を得たときに、最初の一時間をどこに立つのかで費やさずに済む。常に人を呼んでいる助監督やエキストラの担当者と知り合える。他人が保証してくれる、信頼できるという記録が積み上がる。しかもその間ずっと報酬が出る。この業界への入口で、それができる道はそう多くない。
守るべき二つのこと
背景出演は正当で、どこにでもある仕事だ。ただ量が多いぶん、いつもの怪しい縁もついてくる。
- エキストラとして登録するのに料金を取るところはない。 掲載料も、名簿への登録料も、必須の撮影料もない。
- 募集要項には作品名、少なくとも作品の種類が書かれているべきだ。 日付、場所、時間、報酬も同じ。それが何もない電話は、依頼ではない。
CastHub の立ち位置
制作会社、事務所、ブランドがここでキャスティングを公開している。エキストラや背景出演の募集も含まれ、出演者は直接応募する。応募は無料だ。応募にはすべて見える状態がつく ― 応募済み、選考中、招待、そして選ばれたか否か。量が多く、そうでなければ沈黙しかない背景出演の世界では、これがどこよりも効いてくる。
私たちは事務所ではない。あなたを代理せず、あなたの代わりに交渉せず、あなたが受け取る報酬から何割も取らない。依頼とその条件は、あなたとそれを出した会社との間のものだ。